骨折の診断から1週間とバスの中の出来事(笑) ちょっと長い
骨折の診断から1週間
一昨日診察に行ってきた
レントゲンの結果、なんとかズレてはいないようで一安心
来週は再度ギプスの巻き直しをするのだそう
診察の後、頑張って母の入院している病院へ面会に行ったら
母の容体が悪くなっていて、またもや誤嚥性肺炎を引き起こしそうになって
またまた点滴と酸素が入れられていた
ここのところとても安定していたのだが、
私が骨折して毎日の面会が叶わなくなって、
母の気持ちが落ちてしまったのだと思う
ごめんね
骨折すると生活全般が制限されて本当に身動き取れず大変な思いをする
そして家族や、いろいろかかわる人達に迷惑をかけてしまう
介護者は絶対に病気をしてはいけないと云われたり聞いたりして心に命じ
昨年1年風邪もひかなく頑張って来たのだけど~。
母が入院してちょっと身動きが楽になった自分の心の隙だろうか、
不注意から怪我をしてしまった
自分の不甲斐無さからどっぷり凹んだ私
怪我の痛みより心の痛みの方が重い
昨日母の病院へ向かうバスに乗り継ぎ乗り込んだバス
洗車してきたばかりらしく、まだかなり床が濡れていて
「滑ったら危ないなぁ~!」と思い注意しながら松葉杖で乗り込み席に座ったら
以前バスの中でみかけた超陽気な可愛いおばあちゃんが乗ってきて
「床ビショビショじゃない危ないよ~~危ない!!」
運転手「洗車してきたばかりで、拭いたけど走ると隙間から水が出てくるんだよね」と言い訳する。
婆「こんな濡れてちゃ、危ない危ないダメだよ~~~」
婆「ぶ~ぶ~文句垂れてるわたしもなんだかね~」なんて言いながら
向かい側の席に座るや私を見て(ドキっ!ヤバイと思った私)
案の定
婆「おねえちゃん、その足どうしたの?」
私「骨折したんです」
婆「ありゃ大変だねぇ~、私も昨年、肩折ったんだよ、そこの横断歩道で信号待ちしてたら、後ろから来た自転車にぶつけられて骨折、まいったよ。で、おねえちゃんはどうしたの?」
私「足の上に掃除機おっこどしちゃって。骨折2回目、二度あることは3度にらないようにと反省してます。」
婆「ダメダメ2回は駄目だ!でも自分でもわかってるじゃないか!しかし何が起こるかわからないねぇ、気の毒に」
婆「あっ、可哀想だから、飴あげるよ」とゴソゴソと鞄から出して私に渡そうとする
私「あっ、ありがとございます、お気持ちだけいただいておきます」と遠慮したら
婆「駄目!受け取らなきゃだめっ」と睨まれる。
恐縮して仕方なく頂戴する。
婆「私も気をつけなくちゃ」
婆「どこから来たの?」
私「高円寺から」
婆「三浦洋一郎さんは80歳でエベレストに登頂したんだよね!凄いよね!普段はおもりつけて歩ってるというじゃないか!
私なんか今荻窪まで足をのばして出掛けてきただけで足ガクガクだよ、駄目だね~」
私「帰ってこれたんだから、大したもんですよ」
婆「そうだね。ありがと。子供いるの?」
私「いないんです。でも犬が2匹います」
婆「あ~犬飼ってるの~。いいね!若いし犬飼っている人は活動的なんだよね~」
私「まぁ、お母さん(お婆ちゃんのこと)よりは若いですけど」
婆「ははは(笑)何年?」
私「おっちょこちょい年」
婆「おっちょこちょい年かぁ~笑」
婆「あはは、一緒に吉本入ろうか?」
婆「どこまで行くの?」
私「母の入院している病院まで」
婆「お母さんおいくつ?」
私「94歳なんです」
婆「あら、私よりお姉さんだ。お母さんどうしたの?」
私「誤嚥性肺炎で入院しているんです」
婆「えぇ~~~~っ、肺炎?そりゃ大変だぁ」
婆「優しいねぇ、そんな足になちゃっても面会に通っているなんて、優しい顔してるもんね」
私「...。照れ笑い」
また鞄をガサコソ、チョコレート菓子と飴を出し
婆「これお母さんんに」と
私「ありがとうございます、でも食べられないんですよ」
婆「あらま、可哀想に、じゃぁ貴女が食べなさい」と無理やり渡される
そしてバスのアナウンスで「ベネッセOOO有料老人ホーム」と聞こえると
婆「あ~ここはさ、高級老人ホームで私なんかの貧乏人は入れないんだよね」とつぶやく。
私「お母さんお元気ですから、入らなくてもいいですよ!」
婆「ははは、ありがとう」
そして次のバス停で「よっこらしょ」と降りて行った
そんな会話をしているうちに20分弱があっという間に過ぎていった
うるさくて怪訝そうにしている乗客もいたかもしれないが
元気で陽気で前向きな幸齢者=高齢者のお婆ちゃん
大きな声で元気に所構わず話かけるお婆ちゃんに、ちょっと凹んでいた私の心も晴れやかになり元気をもらった
小さな体で杖ついて毒舌吐くけど悪い気になれないお婆ちゃんの存在に拍手だ
またきっと母の病院へ通うバス中で遭遇したとき、どんなリアクションをするかとても楽しみでもある
今日は
雨が降ってしまったので面会はお休み
母の容体が少しでも良くなってくれることを祈る(私の足もね)
元気お婆ちゃんにいただいたお菓子ありがとうございました
一昨日診察に行ってきた

レントゲンの結果、なんとかズレてはいないようで一安心

来週は再度ギプスの巻き直しをするのだそう

診察の後、頑張って母の入院している病院へ面会に行ったら

母の容体が悪くなっていて、またもや誤嚥性肺炎を引き起こしそうになって
またまた点滴と酸素が入れられていた

ここのところとても安定していたのだが、
私が骨折して毎日の面会が叶わなくなって、
母の気持ちが落ちてしまったのだと思う

ごめんね

骨折すると生活全般が制限されて本当に身動き取れず大変な思いをする

そして家族や、いろいろかかわる人達に迷惑をかけてしまう

介護者は絶対に病気をしてはいけないと云われたり聞いたりして心に命じ

昨年1年風邪もひかなく頑張って来たのだけど~。
母が入院してちょっと身動きが楽になった自分の心の隙だろうか、
不注意から怪我をしてしまった

自分の不甲斐無さからどっぷり凹んだ私

怪我の痛みより心の痛みの方が重い

昨日母の病院へ向かうバスに乗り継ぎ乗り込んだバス

洗車してきたばかりらしく、まだかなり床が濡れていて

「滑ったら危ないなぁ~!」と思い注意しながら松葉杖で乗り込み席に座ったら
以前バスの中でみかけた超陽気な可愛いおばあちゃんが乗ってきて
「床ビショビショじゃない危ないよ~~危ない!!」
運転手「洗車してきたばかりで、拭いたけど走ると隙間から水が出てくるんだよね」と言い訳する。
婆「こんな濡れてちゃ、危ない危ないダメだよ~~~」
婆「ぶ~ぶ~文句垂れてるわたしもなんだかね~」なんて言いながら
向かい側の席に座るや私を見て(ドキっ!ヤバイと思った私)
案の定
婆「おねえちゃん、その足どうしたの?」
私「骨折したんです」
婆「ありゃ大変だねぇ~、私も昨年、肩折ったんだよ、そこの横断歩道で信号待ちしてたら、後ろから来た自転車にぶつけられて骨折、まいったよ。で、おねえちゃんはどうしたの?」
私「足の上に掃除機おっこどしちゃって。骨折2回目、二度あることは3度にらないようにと反省してます。」
婆「ダメダメ2回は駄目だ!でも自分でもわかってるじゃないか!しかし何が起こるかわからないねぇ、気の毒に」
婆「あっ、可哀想だから、飴あげるよ」とゴソゴソと鞄から出して私に渡そうとする
私「あっ、ありがとございます、お気持ちだけいただいておきます」と遠慮したら
婆「駄目!受け取らなきゃだめっ」と睨まれる。
恐縮して仕方なく頂戴する。
婆「私も気をつけなくちゃ」
婆「どこから来たの?」
私「高円寺から」
婆「三浦洋一郎さんは80歳でエベレストに登頂したんだよね!凄いよね!普段はおもりつけて歩ってるというじゃないか!
私なんか今荻窪まで足をのばして出掛けてきただけで足ガクガクだよ、駄目だね~」
私「帰ってこれたんだから、大したもんですよ」
婆「そうだね。ありがと。子供いるの?」
私「いないんです。でも犬が2匹います」
婆「あ~犬飼ってるの~。いいね!若いし犬飼っている人は活動的なんだよね~」
私「まぁ、お母さん(お婆ちゃんのこと)よりは若いですけど」
婆「ははは(笑)何年?」
私「おっちょこちょい年」
婆「おっちょこちょい年かぁ~笑」
婆「あはは、一緒に吉本入ろうか?」
婆「どこまで行くの?」
私「母の入院している病院まで」
婆「お母さんおいくつ?」
私「94歳なんです」
婆「あら、私よりお姉さんだ。お母さんどうしたの?」
私「誤嚥性肺炎で入院しているんです」
婆「えぇ~~~~っ、肺炎?そりゃ大変だぁ」
婆「優しいねぇ、そんな足になちゃっても面会に通っているなんて、優しい顔してるもんね」
私「...。照れ笑い」
また鞄をガサコソ、チョコレート菓子と飴を出し
婆「これお母さんんに」と
私「ありがとうございます、でも食べられないんですよ」
婆「あらま、可哀想に、じゃぁ貴女が食べなさい」と無理やり渡される
そしてバスのアナウンスで「ベネッセOOO有料老人ホーム」と聞こえると
婆「あ~ここはさ、高級老人ホームで私なんかの貧乏人は入れないんだよね」とつぶやく。
私「お母さんお元気ですから、入らなくてもいいですよ!」
婆「ははは、ありがとう」
そして次のバス停で「よっこらしょ」と降りて行った

そんな会話をしているうちに20分弱があっという間に過ぎていった

うるさくて怪訝そうにしている乗客もいたかもしれないが

元気で陽気で前向きな幸齢者=高齢者のお婆ちゃん

大きな声で元気に所構わず話かけるお婆ちゃんに、ちょっと凹んでいた私の心も晴れやかになり元気をもらった

小さな体で杖ついて毒舌吐くけど悪い気になれないお婆ちゃんの存在に拍手だ

またきっと母の病院へ通うバス中で遭遇したとき、どんなリアクションをするかとても楽しみでもある

今日は


母の容体が少しでも良くなってくれることを祈る(私の足もね)

元気お婆ちゃんにいただいたお菓子ありがとうございました
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